生え際が気になり始めたら

男性の髪のお悩み 公開日 2026.11.06|最終更新日 2026.11.06|執筆:峠 麻衣子(毛髪診断士 指導士)
男性の髪のお悩みのイメージ
この記事のポイント男性の生え際の後退には、男性型脱毛症(AGA)が関係していることが多いとされています。もともとの生え際の形には個人差があるため、写真で変化を記録して確かめることが大切です。進んでいる気がする場合は、皮膚科などの医療機関で相談できます。

前髪を上げたとき、「あれ、おでこが広くなった?」と感じてドキッとした経験はありませんか。生え際は人から見られやすい場所なので、少しの変化でも気になってしまいますよね。

この記事では、生え際の変化と男性型脱毛症の関係、自分でできる確認のしかた、相談先についてご紹介します。

こんなお悩みはありませんか?

  • おでこが前より広くなった気がする
  • 左右の剃り込み部分(M字)が深くなってきた
  • 前髪のボリュームが減り、セットが決まりにくい
  • 家族に薄毛の人がいるので、自分も心配

生え際の後退とAGAの関係

男性型脱毛症(AGA)は、おでこの生え際(前頭部)や頭頂部から薄くなりやすいとされています。生え際の場合は、左右の剃り込み部分から後ろに下がっていくように見えることがあります。

AGAでは、男性ホルモンが変化してできるDHTという物質の影響で髪の成長期が短くなり、髪がだんだん細く短い毛(軟毛)になっていきます。そのため、生え際の髪が細くなって地肌が透けるように見えるのが特徴です。

用語メモ|前頭部(ぜんとうぶ):おでこの上あたり、頭の前側の部分のことです。
髪をかき上げて見た男性の額の生え際
生え際のイメージ写真。

「もともとの形」と「変化」を見分ける

生え際の形はもともと人によって違い、剃り込みが深い方もいます。そのため、今の形だけを見て判断するのは難しいものです。

大切なのは「前と比べて変わっているかどうか」です。昔の写真と見比べたり、これから定期的に写真を撮ったりして、変化を確かめてみましょう。

  • 生え際の産毛のような細い毛が増えていないか
  • 剃り込み部分の位置が前の写真より後ろになっていないか
  • 前髪1本1本のハリやコシが弱くなっていないか

生え際の抜け毛には別の原因もある

生え際の抜け毛は、AGAだけが原因とは限りません。たとえば、髪をきつく結んだり、強く引っぱるようなスタイリングを続けたりすると、引っぱられる部分の髪が抜ける「牽引性脱毛(けんいんせいだつもう)」が起こることがあります。

また、円形に抜けている部分がある場合は、免疫が関係する円形脱毛症の可能性もあり、医療機関の受診が必要です。

用語メモ|牽引性脱毛(けんいんせいだつもう):髪を強く結ぶなど、長い期間引っぱられ続けることで髪が抜けやすくなる状態です。

生え際が気になるときに自宅でできること

  • 1〜2か月に一度、前髪を上げた状態で、同じ場所・同じ明るさで生え際を撮影して記録する
  • 髪を強く引っぱるような結び方やスタイリングを毎日続けない
  • シャンプーは指の腹でやさしく洗い、生え際まですすぎ残しがないように流す
  • 整髪料は洗髪でしっかり落とし、頭皮を清潔に保つ
  • 主食・主菜・副菜のそろったバランスのよい食事を心がける

よくある質問

M字の剃り込みが深いのはAGAですか?

生え際の形にはもともと個人差があるため、形だけでAGAかどうかは分かりません。以前と比べて後ろに下がってきている、髪が細くなっているといった変化がある場合は、皮膚科などの医療機関で相談してみてください。

サロンで生え際の状態を見てもらえますか?

CAREERでは、マイクロスコープで頭皮の状態や髪の太さのばらつきなどを一緒に確認しています。ただし、これは医療上の診断ではありません。AGAかどうかの判断や治療は医療機関で相談してください。

薬に頼らない頭皮ケアをお探しの方へ

CAREERでは、マイクロスコープによる頭皮チェックと、EMS・LED・微弱電流などを組み合わせたノアグロウスカルプをご案内しています。薬を使用しない美容ケアを希望される方も、まずは現在の頭皮環境を知ることから始めてみませんか。

※サロンの頭皮ケアは美容を目的としたもので、医療行為や発毛治療ではありません。

参考文献

峠 麻衣子(Maiko)
執筆・監修:峠 麻衣子(Maiko)|株式会社カリア 代表
美容師 国家資格・理容師 国家資格・毛髪診断士 指導士サロンワーク23年。マイクロスコープによる頭皮チェックと、薬を使わない頭皮ケアのご提案を行っています。
※本記事は医師による医学的監修を受けたものではありません。プロフィールを見る

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掲載内容は一般的な情報で、効果・実感には個人差があります。急な抜け毛や、赤み・かゆみ・痛みが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。