毛穴の汚れは抜け毛の原因になる?

「毛穴に皮脂がつまると髪が抜ける」「頭皮の汚れが薄毛の原因」――そんな話を耳にして、ついゴシゴシと強く洗ってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
頭皮をきれいにしたいというお気持ちはとても大切です。ただ、抜け毛の原因を正しく知らないまま対策をすると、かえって頭皮に負担をかけてしまうこともあります。この記事では、抜け毛の主な原因と、毛穴の汚れとの向き合い方を、CAREERの視点でお伝えします。
こんなお悩みはありませんか?
- 毛穴の汚れが原因で髪が抜けているのではないかと心配
- 頭皮のベタつきやにおいが気になる
- 汚れを落とそうと、つい強く洗ってしまう
- フケやかゆみが出ることがある
抜け毛の主な原因として知られていること
MSDマニュアル家庭版では、抜け毛(脱毛症)の原因として次のようなものが挙げられています。
- 男性型・女性型脱毛症(遺伝や男性ホルモンが関係するもの)
- 円形脱毛症(免疫のしくみが関係するもの)
- 高熱・出産・強いストレスなどのあとに起こる休止期脱毛
- 甲状腺などのホルモンの異常、薬の影響
- 鉄や亜鉛の不足、ビタミンAのとりすぎなどの栄養の問題
- 頭部白癬(カビの一種による感染症)、きつい結び方による牽引性脱毛など

毛穴の汚れだけで薄毛になる、とは説明されていません
上のように、医学的な資料で挙げられている主な原因の中に「毛穴の汚れ」は入っていません。日本皮膚科学会のガイドラインでも、男性型脱毛症は男性ホルモンが毛乳頭に働きかけて成長期が短くなることで起こると説明されています。
ですから、「毛穴の汚れを取れば抜け毛が止まる」とは言えません。薄毛が少しずつ進んでいると感じる場合は、毛穴の汚れだけを気にするのではなく、医療機関で原因を確かめることも選択肢に入れてください。
それでも頭皮を清潔に保つことが大切な理由
毛穴の汚れが抜け毛の主な原因ではないとしても、頭皮を清潔に保つことは、頭皮環境を整えるための大切な基本です。皮脂やほこり、スタイリング剤が残ったままだと、ベタつきやにおいが気になりやすくなります。
また、頭皮のフケ・赤み・かゆみが続く場合は、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」などの皮膚の病気が関係していることもあります。気になる症状があるときは、早めに皮膚科で相談しましょう。

「取りすぎ」「こすりすぎ」にも注意
汚れを落とそうとして、爪を立てて洗ったり、何度もくり返し洗ったりすると、頭皮を傷つけたり、乾燥を感じやすくなったりすることがあります。
CAREERでは、指の腹でやさしく洗い、すすぎ残しのないようにていねいに流すことをおすすめしています。頭皮の状態には個人差がありますので、ご自身に合った洗い方を見つけていきましょう。
毛穴まわりを清潔に保つための、自宅でのケア
- シャンプー前にブラッシングとぬるま湯の予洗いで、髪と頭皮の汚れを浮かせておく
- シャンプーは手のひらで泡立ててから、指の腹で頭皮をやさしく洗う
- すすぎはシャンプーの時間よりも長めを意識し、生え際や耳のうしろの流し残しを防ぐ
- 洗ったあとは早めに乾かし、頭皮が湿ったままの状態を長く続けない
- 髪をきつく引っぱる結び方を毎日続けないようにする
よくある質問
毛穴の汚れを取れば、抜け毛は減りますか?
医学的な資料では、毛穴の汚れは抜け毛の主な原因として挙げられていないため、汚れを取るだけで抜け毛が減るとは言えません。ただ、頭皮を清潔に保つことは頭皮環境を整える基本です。抜け毛が気になる場合は、医療機関で原因を確かめることも検討してください。
毎日シャンプーしても大丈夫ですか?
頭皮を清潔に保つために、毎日のシャンプーは問題ないことが多いです。大切なのは、爪を立てず指の腹でやさしく洗い、しっかりすすぐことです。乾燥やかゆみを感じる場合は、洗い方を見直したり、皮膚科で相談したりしてみてください。
フケが多いのは汚れのせいですか?
フケが多い原因は一つではなく、脂漏性皮膚炎などの皮膚の病気が関係していることもあります。赤みやかゆみが続く場合は、自己判断せず皮膚科にご相談ください。
薬に頼らない頭皮ケアをお探しの方へ
CAREERでは、マイクロスコープによる頭皮チェックと、EMS・LED・微弱電流などを組み合わせたノアグロウスカルプをご案内しています。薬を使用しない美容ケアを希望される方も、まずは現在の頭皮環境を知ることから始めてみませんか。
※サロンの頭皮ケアは美容を目的としたもので、医療行為や発毛治療ではありません。
参考文献
関連記事
掲載内容は一般的な情報で、効果・実感には個人差があります。急な抜け毛や、赤み・かゆみ・痛みが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。
