40代・50代で髪のボリュームが変わる理由

「若いころはスタイリングしなくてもふんわりしていたのに、最近はトップがぺたんとする」「髪をまとめたときの束が細くなった」。40代・50代のお客様から、こうしたお声をよくお聞きします。
年齢を重ねるなかでの髪の変化は、多くの女性が感じていることです。この記事では、髪のボリュームが変わったと感じる理由と、毎日の中でできるケアについて、CAREERの視点からやさしくご説明します。
こんなお悩みはありませんか?
- トップや分け目の髪がぺたんとしやすくなった
- 髪をまとめたときの束が細くなったように感じる
- 地肌が透けて見えることが増えた
- 年齢のせいだとあきらめるべきか迷っている
髪の量は「毛周期」のバランスで決まる
髪は、成長期(2〜6年)、退行期(約3週間)、休止期(約2〜3か月)というサイクルをくり返しながら生え替わっています。たくさんの髪が成長期にあり、しっかり伸びている状態が、ボリュームのある髪につながります。
このバランスが変わり、休止期の髪が増えたり、髪が十分に育ちにくくなったりすると、全体のボリュームが減ったように感じられることがあります。
40代・50代に多い「女性型脱毛症」
日本皮膚科学会のガイドラインでは、女性の薄毛のひとつとして「女性型脱毛症」が紹介されています。頭頂部の比較的広い範囲が薄くなるのが特徴で、更年期に多いとされています。前髪の生え際は通常あまり変化しないため、「分け目やつむじまわりが気になる」という形で気づく方が多いようです。
女性型脱毛症は、男性ホルモンの働きだけでは説明できない場合があるため、男性の薄毛とは区別して考えられています。少しずつ進むことが多いので、気になり始めた段階で皮膚科に相談しておくと安心です。
生活や体調の変化が関係することも
この年代は、体調の変化や家庭・仕事の環境の変化が重なりやすい時期でもあります。大きな病気や手術、急激な体重減少、強い精神的ストレスなどのあと数か月たってから抜け毛が増えること(休止期脱毛)があり、多くは一時的とされています。
また、甲状腺などのホルモンの病気や、鉄・亜鉛の不足といった栄養の問題が、抜け毛に関係していることもあります。「年齢のせい」と決めつけず、体全体の状態にも目を向けることが大切です。
毎日同じ位置で髪をきつく結ぶ習慣がある方は、その部分の髪が引っ張られて抜けやすくなること(牽引性脱毛)もあります。ボリュームの変化には、こうしたいくつかの要因が重なっていることも多いため、ひとつずつ見直していきましょう。
ボリュームが気になり始めたら、自宅でできること
- シャンプーは頭皮を指の腹でやさしく洗い、すすぎを丁寧にして頭皮を清潔に保ちましょう。
- 洗ったあとは早めに根元から乾かすと、トップがふんわりしやすくなります。
- 毎日同じ位置できつく結ぶのは避け、結び方や分け目をときどき変えてみましょう。
- 主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を心がけ、極端な食事制限は控えましょう。
- 気になる部分を同じ条件で写真に撮っておくと、変化を落ち着いて確認できます。
よくある質問
40代からの髪の変化は、誰にでも起こるものですか?
髪の変化の感じ方や進み方には個人差があります。女性型脱毛症は更年期に多いとされていますが、体調や生活の変化、栄養など別の原因が関わっていることもあります。気になる変化があれば、皮膚科で相談してみてください。
女性型脱毛症には、どんな治療がありますか?
日本皮膚科学会のガイドラインでは、女性型脱毛症に対してミノキシジル1%の外用が推奨度Aとされています。治療を考える場合は、医療機関で医師にご相談ください。
サロンの頭皮ケアは、医療機関の治療の代わりになりますか?
サロンの頭皮ケアは、頭皮を清潔にしてうるおいを与え、頭皮環境を整えることを目的とした美容ケアで、医療機関の治療の代わりにはなりません。治療を受けている方は、医師の指示を優先してください。
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参考文献
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掲載内容は一般的な情報で、効果・実感には個人差があります。急な抜け毛や、赤み・かゆみ・痛みが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。
