更年期と抜け毛の関係

更年期を迎えるころ、体調の変化とともに「髪が細くなった気がする」「抜け毛が増えた」と感じる方は少なくありません。ほてりや気分の波など、ほかにも気になることが多い時期だからこそ、髪の変化が心の負担になってしまうこともあります。
CAREERでは、この時期の髪の変化について正しく知り、必要なときには医療機関も上手に頼りながら、毎日のケアを続けていただくことが大切だと考えています。
こんなお悩みはありませんか?
- 更年期に入ってから抜け毛が増えたように感じる
- 頭頂部や分け目の地肌が気になり始めた
- 髪のハリやコシがなくなったように感じる
- これは更年期のせいなのか、ほかの原因なのか分からない
更年期に多い「女性型脱毛症」
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、女性の薄毛として「女性型脱毛症」が取り上げられています。頭頂部の比較的広い範囲が薄くなるのが特徴で、更年期に多いとされています。
男性の薄毛は男性ホルモンの働きが深く関わることが分かっていますが、女性の場合は男性ホルモンだけでは説明できないことがあるため、「女性型脱毛症」という名前で区別されています。前髪の生え際は通常あまり変化せず、分け目やつむじまわりから気づく方が多いのも特徴です。
更年期の抜け毛は、ほかの原因が隠れていることも
この年代の抜け毛は、すべてが女性型脱毛症とは限りません。医学的には、甲状腺などのホルモンの病気、服用している薬、鉄や亜鉛の不足などの栄養の問題も、抜け毛の原因として知られています。
また、大きな病気や手術、急激な体重減少、強い精神的ストレスのあと数か月たってから抜け毛が増えること(休止期脱毛)もあります。こちらは多くが一時的とされています。原因によって向き合い方が変わるため、まずは医療機関で相談し、原因を確かめておくと安心です。
医療の選択肢と、美容ケアの役割
ガイドラインでは、女性型脱毛症に対してミノキシジル1%の外用が推奨度A(行うよう強く勧められる)とされています。一方で、男性に使われるフィナステリドやデュタステリドの内服は、女性には推奨されていません(推奨度D)。治療を考えるときは、医師とよく相談してください。
サロンでの頭皮ケアは、頭皮を清潔にし、うるおいを与えて、頭皮環境を整えることを目的とした美容ケアです。医療の代わりではなく、「薬を使わない美容ケアを希望する方」や「治療と並行して頭皮のコンディションを整えたい方」のための選択肢のひとつと考えています。治療中の方は医師の指示を優先してください。
更年期の髪と頭皮のために、自宅でできること
- シャンプーは指の腹でやさしく洗い、すすぎを丁寧にして頭皮を清潔に保ちましょう。
- 主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を心がけましょう。
- 急な体重の減少につながるような極端な食事制限は避けましょう。
- サプリメントは表示された量を守り、ビタミンAなどのとりすぎに注意しましょう。
- 髪をきつく引っ張る結び方は控え、頭皮に負担をかけないスタイルを選びましょう。
よくある質問
更年期の抜け毛は、時間がたてば落ち着きますか?
体調の変化やストレスなどによる一時的な抜け毛(休止期脱毛)は、多くが自然に落ち着くとされています。一方、女性型脱毛症は少しずつ進むことが多いため、気になる変化が続く場合は皮膚科で相談してください。
更年期の抜け毛は、婦人科と皮膚科のどちらに相談すればよいですか?
髪や頭皮の変化については、まず皮膚科への相談がおすすめです。更年期のほかの症状もつらい場合は、婦人科でも相談してみてください。
更年期の抜け毛にサロンの頭皮ケアは向いていますか?
サロンの頭皮ケアは、頭皮を清潔に保ち、うるおいを与えて頭皮環境を整えることを目的とした美容ケアで、抜け毛の原因を治療するものではありません。薬を使わない美容ケアを希望する方の選択肢のひとつとしてご相談ください。治療中の方は医師の指示を優先してください。
薬に頼らない頭皮ケアをお探しの方へ
CAREERでは、マイクロスコープによる頭皮チェックと、EMS・LED・微弱電流などを組み合わせたノアグロウスカルプをご案内しています。薬を使用しない美容ケアを希望される方も、まずは現在の頭皮環境を知ることから始めてみませんか。
※サロンの頭皮ケアは美容を目的としたもので、医療行為や発毛治療ではありません。
参考文献
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掲載内容は一般的な情報で、効果・実感には個人差があります。急な抜け毛や、赤み・かゆみ・痛みが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。
